別誂の施餓鬼壇が出来上がりました。
投稿日: 2017年6月9日
昨年までご使用になられていた施餓鬼壇が傷んでしまったので、このたび新調のご下命をいただきました。落ち着いた雰囲気の御本堂に調和がとれるよう、本欅無垢材を使用し摺り漆で仕上げることにしました。また、毎年山門施餓鬼会の際、本堂の前に移動しご準備されていたので、一人でも楽に簡単に移動できるようにキャスターを付けました。移動する仏具なので、永きにわたりお使いただけるよう堅牢な作りを第一に心掛けました。本堂の構造上、通常の施餓鬼壇サイズでは総高さが高すぎて移動できないので、本堂の構造に合わせて総高さ・意匠バランスも調整し製作致しました。